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WordPressで自動で吐き出される「meta name=”robots” ~」のタグを非表示にする方法(プラグインなし)

投稿日:2024年04月08日(月) 更新日:2024年04月14日(日)
WordPressで自動で吐き出される「meta name=”robots” ~」のタグを非表示にする方法(プラグインなし)|WordPress MAGAZINE ワードプレスマガジン|すぐに仕事で使えるIT技術情報メディア

みなさんこんにちは!エンジニアの高澤です!

今回はWordPressで自動で吐き出される「meta name=”robots” ~」のタグを非表示にする方法について解説していきたいと思います。

当記事の内容は、SEO対策の工程において必要になる可能性がある内容です。

エンジニアの方へ向けた内容となっており、実務でお役立てできる構成にしておりますのでよろしければぜひ当記事をご活用ください。

フックで非表示の実装をする

早速ですが、meta name=”robots” ~」のタグを非表示にする実装をしましょう。

以下のコードをfunctions.phpにコピー&ペーストしてください。

<?php
// ▼ WordPress標準機能による 検索エンジンロボットの非表示
remove_filter( 'wp_robots', 'wp_robots_noindex' );
remove_filter( 'wp_robots', 'wp_robots_noindex_embeds' );
remove_filter( 'wp_robots', 'wp_robots_noindex_search' );
remove_filter( 'wp_robots', 'wp_robots_max_image_preview_large' );

上記コードは、WordPressの検索エンジンロボットに関連する機能を変更するためのものです。

具体的には、検索エンジンロボットに対してページのインデックス指示や画像のプレビューサイズ指示を制御するフィルターを無効化しています。

以下、各行の機能について解説します。

remove_filter( 'wp_robots', 'wp_robots_noindex' )について

ページのインデックス指示を制御するためのフィルターwp_robots_noindexを無効化しています。

これにより、ページが検索エンジンによってインデックスされることを許可します。

remove_filter( 'wp_robots', 'wp_robots_noindex_embeds' )について

埋め込みコンテンツ(embeds)のインデックス指示を制御するためのフィルターwp_robots_noindex_embedsを無効化しています。

埋め込みコンテンツは、他のサイトやソーシャルメディアからの埋め込みコードを含む場合などに影響します。

remove_filter( 'wp_robots', 'wp_robots_noindex_search' )について

検索結果ページのインデックス指示を制御するためのフィルターwp_robots_noindex_searchを無効化しています。

これにより、検索エンジンが検索結果ページをインデックスできるようになります。

remove_filter( 'wp_robots', 'wp_robots_max_image_preview_large' )について

画像のプレビューサイズ指示を制御するためのフィルターwp_robots_max_image_preview_largeを無効化しています。

これにより、検索エンジンが大きな画像のプレビューを表示できるようになります。

これらのフィルターを無効化することで、検索エンジンロボットによるページのインデックスや画像のプレビューを制御する機能が無効化され、WordPressの標準設定に従うようになります。

実装のメリット

今回の実装のメリットがよくわからないという方に、メリットについて解説させていただきます。

柔軟性と制御性の向上

WordPressは柔軟なプラットフォームであり、様々な機能をフックやフィルターを通じてカスタマイズできます。

このコードを使用することで、検索エンジンロボットによるページのインデックスや画像のプレビューなどの振る舞いを、サイトの要件や運用ポリシーに応じて制御することが可能です。

不要な機能の無効化

WordPressは多くの機能を提供していますが、それらの機能が必ずしもすべてのサイトに適しているわけではありません。

不要な機能が無効化されることで、サイトのパフォーマンスやセキュリティを向上させることができます。

SEO対策

検索エンジンロボットに対して適切なインデックス指示を行うことで、SEO(検索エンジン最適化)の観点からサイトの表示順位を向上させることができます。

また、画像のプレビュー指示を制御することで、サイトの画像コンテンツが適切に表示されることを保証できます。

シンプルなコード

このコードは比較的シンプルでわかりやすいです。

必要なフィルターを単純に無効化することで、特定の機能を制御するための複雑なロジックを書く必要がありません。

これらのメリットにより、サイトの機能や表示をより効果的に管理し、適切にカスタマイズすることができます。

まとめ

今回はWordPressで自動で吐き出される「meta name=”robots” ~」のタグを非表示にする方法について解説いたしました。

筆者のこれまでの実装経験から、WordPressのSEO対策を強化する際に必要になった内容をおまとめした内容となります。

よろしければぜひ当記事の内容をお仕事にお役立ていただけましたら幸いです。

執筆者

ワードプレスマガジン編集部 高澤 翔汰

歴4年目(2024年8月以降から5年目です)のエンジニアです!
CMSでのサイト構築とWebデザイン制作を兼任して4年目になります。
自作のiOSアプリ(iPhoneアプリ)やWordPressプラグインを開発することもあり、まだまだ現在進行形で勉強中です!